軽量で保温性があり、透湿防水性、蒸散拡散性、帯電防止効果の機能が高い繊維により、南極観測隊員の開発ウエアーが完成した。
極地の調査における動作を調査し、人間工学および人体解剖学を基に衣服設計を行い、動作に適した、機能的なウエアを設計した。
「座る・屈む」動作も多いことから、胴体部分は「ゆとり量」を3倍に設計し、ジャケット丈を長くした。
「ゆとり量」が多いと、もたつき感があり、動き難いが、被服構成を円筒形にして解決した。
身体に負担がかからないよう軽量化を図った結果、既存のウエアの総量は3500gであったが、開発ウエアは860gになった。
南極装備ウエアは意匠登録申請したことで、産学協同事業の成果になった。
|