電気二重層キャパシタの構造、特性とアラミドセパレーターを用いた電気二重層キャパシタについて紹介している。また、アラミドバインダーを同時に用いたキャパシタの性能について紹介している。
電気二重層キャパシタとは、電解液に一対の導体を浸し正負の電圧を加えると、電解液の導体の界面に自然に生じる1分子の薄膜をはさんで導体側に電荷あるいはホール、電解液側に反対の極性のイオンが互いに引き付けられて逐電するデバイスである。キャパシタは、活性炭電極をアルミ集電極の両面または片面に塗布または接着しセパレーターと交互に積層または捲き回し、ケースに挿入し、電解液に浸し封口した構造になっている。
アラミドセパレーターとは、アラミドを多孔質シート化したものであり、150〜350℃で加熱しても収縮率が0.3%以内と寸法安定性が高い。このセパレータを使用したキャパシタは高温で使用してもセパレータの変形による特性の変化は発生しない。
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