環境配慮型化学繊維製品・技術の啓発活動
環境配慮型化学繊維製品・技術の啓発活動(エコプロダクツ2012出展報告)

1.エコプロダクツ展について

エコプロダクツ展(主催:(社)産業環境管理協会、日本経済新聞社)は、国内最大級の環境総合展である。
第14回目となる「エコプロダクツ2012」が、2012年12月13日(木)〜15日(土)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。
3日間の雨天の影響もあり、来場者数は前回と比べて若干減ったが、国内最大規模の環境展、年末の一大イベントとして今回も盛況であった。

  2010年 2011年 今回(2012年)
来場者数 183,140人 181,487人 178,501人
出展者数 745社・団体 752社・団体 711社・団体
展示小間数 1,762小間 1,747小間 1,735小間

2.化学繊維コーナーについて

化学繊維コーナーは、過去最多9社(帝人、東レ、クラレ、東洋紡、旭化成、ユニチカ、三菱レイヨン、セーレン)が参加して共同展示を行った。

「化学繊維コーナー」出展協力企業

学生・一般消費者から会社員まで幅広い層を対象として、化学繊維に対する理解を深め、業界全体のイメージアップを図ることを展示目的とし、化学繊維コーナーでは「化学せんいでスマートライフ! グリーンな未来に貢献する化学せんい」のキャッチフレーズで、次の3つのコーナーで展示した。

節電に役立つ化学せんい」コーナー:6種類の快適機能性素材(吸湿発熱、蓄熱保温、軽量温感、接触冷感、自己調整、クーリング等)を全て体感できるように工夫を凝らして紹介した。また、日本オリンピック委員会の協力を得て、クーリング素材が使用されたロンドンオリンピック日本代表団公式ウェアを展示した。

「省エネに役立つ化学せんい」コーナー:軽量コンポジット(炭素繊維、アラミド繊維)、軽量・高強力ロープ(高強力ポリエチレン繊維)、軽量クッションを紹介し、その軽さや強さを体感してもらった。

「水環境を守る化学せんい」コーナー:各種水処理に寄与する化学繊維(家庭用浄水器、緊急時用造水機、海水淡水化装置)や低環境負荷染色製品を、実験を交えて紹介した。

ブース内の様子

また、今回初めて“教室形式”のブースとして、一日あたり5回(3日間計15回)「化学せんいおもしろ実験教室」を開催し、説明専門員によるプレゼンテーション(展示品の説明と実験・体感)を行った。実験教室は毎回20名程度(3日間計300名程度)が参加した。

「化学繊維おもしろ実験教室」の様子

この他、化学繊維コーナーでは、
・化学繊維と環境・リサイクルについて記載したパンフレットの配布、 ・化学繊維の各種環境配慮型製品のVTRでの紹介、
・クイズラリー(展示内容についての簡単なクイズ)を実施し、参加者(1500名)にプレゼント(環境に役立つ化学繊維をマンガで紹介したクリアファイル等)を配布するなど、今年も多くの来場者にPRした。

クイズラリーの様子

3.来場者アンケートの集計結果

クイズラリー参加者のうち、1,000名(内訳:小学生45%、中学・高校生16%、短・大学生3%、主婦9%、会社員16%、公務員・教員5%、その他6%)を対象に行ったアンケートの結果は次の通り。

「展示内容についてご理解いただけましたか?」の問いに対する回答は、「よくわかった(64%)」、「だいたいわかった(36%)」、「わからなかった(0%)」であった。「よくわかった」の64%は、過去9回で最も高く、学生や一般の方も含めて化繊に対しての理解を深めていただけたものと評価している。

「最も興味を持った展示コーナーはどれですか?」の問いに対する回答は、「節電に役立つ化学繊維」コーナーが38%、「省エネに役立つ化学繊維」コーナー37%、「水環境を守る化学繊維」コーナー25%であった。学生や主婦では「節電」コーナーが、会社員や教職員では「省エネ」及び「水環境」コーナーが関心を集めていた。

個々の展示品では、教室の実験・体感で取り上げた「家庭用浄水器(中空糸膜フィルターでの水処理実験)」、「炭素繊維やアラミド繊維の軽量コンポジット」、「軽量クッション」、「通気コントロール素材」、「接触冷感素材」、「吸湿発熱素材」、が幅広い層において関心を集めていた。

4.本年度展示についての感想・評価

化学繊維コーナーに立会った関係者による感想・評価は次の通り。

<展示会(エコプロダクツ2012)全体について>

  • 18万人弱の子供からお年寄りまで幅広い来場者を迎え入れて、昨年に比べ若干減少したが、会場は盛況であった。一方、賑やかさが多少落ち着いた雰囲気もあり、展示会として定着した印象があった。
  • テーマを絞ったブースが多く、実験・体験コーナーの設置など工夫を凝らしているブースが散見された。

<化繊協会コーナーについて>

  • 入りやすいブース設計で、位置も通路に面しており、向かいがプレゼンテーションステージであるなど、条件に恵まれた。
  • 教室形式は成功だった。座ってじっくりとMCの説明を聞いてもらえた。(立ち見も多く、来年度、教室形式を継続するのであれば席数をもっと増やしてもよいのではないかとの意見もあった。)
  • 中央に設置したクイズボックスは来場者の興味を引くうえ、ワクワク感があり、良い試みだった。
  • 我々のユニフォームにエコ素材を使ったのはよかった。
  • クイズラリーの景品を4コマ漫画のクリアファイルにしたことで、家や学校に戻っても、親しみをもって化学せんいを理解してもらえる。

化学繊維コーナー外観1(メイン通路側より)

化学繊維コーナー外観2(正面より)

2012年度 事業概要へ戻る トップページへ戻る

当ウェブサイト上の掲載情報、画像(写真)等の無断複写・転載を禁止します。